ごあいさつ

　当会は、「信州大学みらい産業共創会」を発展的に解散し、令和5年4月6日に、「一般社団法人信州産学みらい共創会」の法人格を有する会としてスタート致しました。1995年、信州大学工学部に創設された「地域共同研究センター研究協力会」を起源として、これまで、工学部への研究支援と産学官連携活動として、大学が保有しているシーズと、企業側のニーズとのマッチングによる多くの成果を挙げてきています。

　急速に進むデジタル化や、持続可能な社会の実現、ポストコロナ時代を迎える産業界の革新は、日本にとっての大きな課題であり、あらゆる分野に於ける意識改革とその実行性が問われています。

　イノーべーションを喚起する第一歩は「多様な考え方の尊重」です。大学と企業・公的機関が、それぞれの知識や経験を生かせる場を提供し、それらを融合して、“より斬新的なみらい産業を共創”して、地域経済の発展と地域社会への貢献を果たすことを目的としていきたいと思います。このため、会員企業の皆様が抱える経営課題の解決に寄与する専門のコーディネーターを配し、ご支援いただく諸機関との連携を強化すると共に、必要な講演会、セミナーを積極的に開始致します。更には、新技術の社会実装を早期に果たすため、産学官が参画する多くの

コンソーシアムやプロジェクトもスタートしております。

　皆様の思いを込めたアイディアと情熱をお持ちより下さり、多様な仲閒と一緒にイノベーションの波を起こそうではありませんか。

一般社団法人 信州産学みらい共創会会長

藤田 正美